フジパレスシニアコラムページ - 第七話

第7話「第一の生活のサポート」


「シニアハウスサポーターってどんな仕事?」と聞かれることが多いのですが、私は「お困りごとのある高齢者の皆様の新しい生活をサポートする仕事」と答えるようになりました。

地域の医療機関やケアマネジャー様から、利用者様の生活において、高齢者向け住宅への入居の相談を受けたり、定期的に各住宅を訪問させていただいて、実際に入居された方が楽しく、快適な生活を送れているかを現場の管理責任者に状況確認したり、フジ住宅のサービス付き高齢者向け住宅である「フジパレスシニア」をもっと知っていただけるように、地域の皆様に宣伝したり、という本当に様々な業務内容です。


毎月、ほぼ100件近いペースでご入居いただいておりますが、その中でもやはり嬉しいのは、初めは新しい環境での生活に戸惑い、緊張されて馴染みづらかった方、お体が不自由であまり行動的になれなかった方が、私が訪問した際に、とてもステキな笑顔で話しかけていただいたり、入居者様同士の会話の中心になられたりしている姿を見ると、入居者様の新しい環境での新しい生活をサポートできている喜びに、何とも言えない気持ち、感無量になります!

また、住宅に訪問できない時でも、現場管理者からの日々の連絡に励まされ、ついつい大笑いしてしまうこともあります!


「○○さん最近めちゃめちゃ元気にやってますよー!信じられへんと思いますが、最近ねー食堂に来て、超積極的に友達作りまくってますよー!」 「スタッフも他の入居者様も巻き込んでみんなで高校野球観て盛り上がってますよ!決勝戦の頃には大応援団が出来るんちゃうかな~?」

一緒に写真撮らせてもらった時に、「いや~男前とそんなん嬉しいわ~ドキドキするわ~、でもヤキモチ焼かれても困るから、彼女に言うたらアカンで~」と言われました(笑)

「最近、将棋のライバルができたみたいで、「今日は勝ったわ!」「今日は負けてしもたわ!」って毎日報告してくれるようになったんですよー!」

「ご自身のテーマソングが「お富さん」らしくて、いつも歌って歩いてますよ(笑)」

と本当に様々な報告をいただきます。


テレビを観たり、写真を撮ったり、将棋をしたり、歌を歌ったり…

日常生活の中ではごく当たり前のことなのかもしれませんが、不安や緊張のある入居者様にとっては、以前と変わらない当たり前の生活が、普通に送れることが、一番のリラックスで喜びなのだと思います。

高齢者向け住宅での新しい生活は、新しい学校への入学式のような晴れやかな気分で来られる方もいらっしゃいますが、転校生のように不安な気持ちを持たれて来られる方もいます。

高齢者向け住宅での生活は、一流ホテルのような豪華な食事を提供できるわけでもありませんし、

絶景のリゾートの暮らしでもありませんが(笑)、介護やお困りごとに対して、すぐにスタッフが対応でき、
ご自宅で過ごされていた時となんら変わらない、

趣味や楽しみをそのまま続けられる、そんな新しい人生をサポートしていきたいと思っております。


入居者様からも「ここに来てホンマによかったわー」と、そのご家族様からも「ここに決めて良かったです!安心してます!」と言っていただけると、

私ももちろんですが、現場のスタッフもモチベーションがグンと上がりますので、このようなありがたいお言葉をお聞きした時は、必ずスタッフにも伝えます。

「第二の生活」、「第二の人生」とよく言われますが、第二ではなく、今まで当たり前に過ごしてきた日常を、これからも当たり前に送っていただけるように、充実度、満足度は、これまでの人生、これまでの生活で「今が一番!」と感じていただけるように、 これからも、しっかりサポートしていきたいと思います!