フジパレスシニアコラムページ - 第27話

第27話「認知症が改善するフジパレスシニア」


新しい期がスタートして早くも1ヶ月が過ぎようとしています。
私たちの新たな目標を定めるにあたり、今の立ち位置を確認する意味でも、先期1年を振り返ってみます。

おかげさまで、フジパレスシニアの入居申込みは、3年連続して1000件を突破することができました。供給に関しては、3月末時点で84棟2639戸、今期も15棟400戸超の新規開設予定がありますので、順当にいけば今期末には100棟3000戸の体制となります。
2010年に第1号店がオープンして以来、6年でこれだけ(年間500戸ペースで)供給できたことは、当事者である私たちが言うのも何ですが、客観的に見ても驚異的だと思います。介護事業を手がけていない管理運営会社としては、全国的に見ても稀有な存在かも知れません。また、供給だけでなく入居率も、おかげさまで入居開始して1年経過時点での集計で90%超、入居開始間もない住宅も含めた平均入居率も80%を超える、非常に高い水準を維持できております。
これもひとえに、「自分の親を安心して預けられる住まい」として、フジパレスシニアを選んでくださいました入居者様、ご家族様、紹介して頂きましたケアマネジャー様、ソーシャルワーカー様のおかげと感謝しております。また、365日24時間絶え間なく現場の円滑な運営にご尽力頂いている現場スタッフの皆さんのおかげと、心から感謝しております。もちろん、社内関係スタッフの皆様の頑張りも忘れてはいません。


最近は、各種メディアでも某介護系の事業会社と並び、サ高住供給では、全国トップ3として紹介されることが定番となり、多方面からの取材・問合せも増えております。あまり当社のサ高住運営とは直接関係ない業種においても、サ高住の登録情報システムから当社の名前を検索し、各種営業提案や種々のヒアリングやアンケートの相談もあります。○○さんから聞いたとか、○○社の紹介でといった問合せも非常に増えております。各種問合せについては、入居者様や運営上のプラスになることについては、しっかり対応・検討させて頂いておりますが、そうでないものについては、丁寧に辞退、お断りさせて頂いている状況です。


日々フジパレスシニアの存在価値、注目度がどんどん高まっていく中で、現時点で2000名を越える多くの皆様にご入居頂いていることは本当にありがたいことですが、現実問題として、残念ながら退去される方も毎月数十名おられます。天寿を全うされてご逝去される方が約3割、ご入院される方が約3割、施設(特養・老健)入所が約1割、その他の理由が3割という比率になります。
寿命は必ずありますし、このテーマは非常に難しいことですが、「フジパレスシニアに入居すれば長生き出来る」ということになれば、これほど嬉しいことはありません。これまでも退去の際、ご家族様から、温かいねぎらいと感謝のお言葉をお聞きすることはありましたが、今期もこれまで以上に、「ありがとう」を頂けるよう、シニアハウスサポーター全員で取り組んで参る所存です。
また、これも高いハードル、大きな課題ですが、昨今非常に深刻化している認知症高齢者について、現時点でも400万人以上、2025年には700~800万人以上=65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症に罹患すると言われています。現在もフジパレスシニアではケアスタッフの判断のもと、可能な範囲で入居受入れさせて頂いておりますが、この認知症の方が、どなたも安心してご入居頂き、症状が落ち着き、症状が改善する高齢者住宅の代名詞がフジパレスシニアだと言われるようになれば、益々その存在意義は高まると考えております。
認知症の方の受入施設に関しては、皆さんご存知の通り、グループホームという介護施設がありますが、現時点では、介護保険計画に基づく開設しかできず、今必要とされているであろう数を自由に作ることはできません。また運営においても、やはり介護保険施設ならでは一定の制限や制約も少なからずあると思います。


一方で、サ高住は、「住まい」がベースにあり、そこに介護や医療の必要なサービスを受けることができるしくみです。ちょっとカッコいい言い方をすれば、高齢者の日常生活における「自由」と「安全」という、普通であれば相反する目的を共存させる住まいが「サ高住」と言えると思います。そのサ高住で認知症状が回復、改善するとなれば、これはもうノーベル賞ものだと思います。
当社では昨年から、認知症状を改善する心身機能を活性化するトレーニングの指導員講習をシニアハウスサポーターの数名が受講させて頂いております。今年はこの心身活性トレーニングを入居者ご本人のためはもちろん、ケアスタッフの負担軽減のためにも、フジパレスシニアで活かして参りたいと考えております。また、現在、ある認知症専門のドクターが書かれた書籍(専用ホームページもあります)も読ませて頂き勉強させて頂いております。医学的な専門知識は全くありませんが、この書籍を読んでみて理解できることは、認知症はまだまだ解明されていない部分が多々あり、ドクターにおいてもまだまだ本当の専門医が少ないといった課題があるようです。
もし、本当に「認知症が改善する高齢者住宅」が実現できれば、今以上に多くの方を救うことができます。ただ、そのゴールは遥か遠い彼方かも知れません。自分たちだけでは何もできませんし、日々現場運営を担って頂いているケアスタッフの理解と協力がなければ、何もすることができません。だからこそ、悲観的な発想ではなくプラス思考で、せっかく私たちの役割として、高齢者住宅の運営に携わらせて頂いていますので、目標は大きく持ち、大きな使命感を持って、チャレンジして参りたいと思います。
そのためにも、これからもこれまで以上に、関与するシニアハウスサポーターのスタッフ全員が一丸となって、1人でも多くの方のお悩みを解消し、心から安心して頂き、沢山の「ありがとう」を頂けるよう、入居率だけでなく、入居者様(ご家族様)満足度の向上に努め、日本一愛される会社の日本一愛されるフジパレスシニアを実現して参ります。