フジパレスシニアコラムページ - 第13話

第13話「しあわせの土台」


フジ住宅のホームページや、このコラムのページの一番下に、「家族からはじまる物語」という記事があるのをご存知でしょうか?

これは、フジ住宅創業者の生い立ちやバックボーン、昭和48年にフジ住宅が創業された理由、お客様に対する想い、社員に対する想い、いわゆる「理念」をまとめたものです。

「理念」というと、少し堅いイメージになってしまいますが、「フジ住宅をこんな会社にしたい。こんな会社でありたい」という想いであり、フジ住宅で働くということはどんなことなのか、お客様への気持ちは?等々、全社員がいつも持っている想いです。フジ住宅では、この想いを「経営理念」と呼びます。


フジ住宅は「住まい」の供給を行う会社ですが、単純に販売件数を増やしたい!という売上だけの目標ではなく、「家族がはぐくみあう家を創っていく」という想いを「しあわせはこぶ住まいづくり」という合言葉、経営理念の基に、社員全員が行動に移しています。

「自分の親を安心して預けられる住まい」という言葉は、このコラムを読んで頂いている方なら、もう何度も目にしたのではないかと思いますが、フジパレスシニアの運営に際して、そのコンセプトが「自分の親を安心して…」になった経緯は、綺麗な言葉を選んだわけではなく、経営理念の考えの基、極々当たり前のようにして決まったのです。

フジ住宅のことをよく知らないという方でも、このような創業からの背景を知っていただければ、フジパレスシニアの事ももっと深く知っていただけると思います。


高額な入居費用や月々の費用が高いホームや施設もある中で、たとえ、入居費用が安価であってもプライバシーの問題や部屋の広さの点ではちょっと不安になってしまう施設もあります。

もし、ここでずっと暮らしていく、ということを考えたら安全面やサービス体制でも疑問を感じる事も出てきます。

自分の親、兄弟、親戚、もっと言えば自分自身が入居するのであれば、と考えたときに、私たちは、一般的なサラリーマン世帯の家庭でも費用の捻出に苦しまなくてもよいような価格設定にしたかったし、身体的にも、また精神的にも不安があるような状態でも、問題なく受け入れることができる高齢者住宅を創りたかったのです。


提携していただける医療機関や介護事業者様に対しても、サービス提供スキルやレベルの高さはもちろんのこと、「難しい状況であっても何とか助けてあげることができないか」を一緒になって真剣に考えていただけること、言い換えれば、私たちと同じ気持ち、同じ価値観を共有していただけるかどうかを一番大事にしてきました。

私たちのこの想いに本当に心から喜んでいただいている方が増えている一方で、残念ながら、サービス付き高齢者向け住宅に対しての認知度は、マスコミ等では取り上げられる機会も増えてきましたが、ユーザー目線というか、世間では、まだまだ浸透していない、知られていない。知らないことでお困りの高齢者がまだまだ沢山いるというような状況です。


「親戚から本当に良い事業を決断した!と言ってもらえてね、私たちもホンマに嬉しいんです。フジさんに任せてホンマに良かった!」

こんな言葉を、先日フジパレスシニアを建てていただいたオーナー様から頂きました!

入居者様、介護事業者様だけでなく、フジパレスシニアを建てていただいたオーナー様からも、フジ住宅の高齢者住宅のコンセプトや運営方針に賛同、共感・共鳴して頂けることは、ほんとうに心強く、それが私たちの一番の強みなのだと思います!

ただ、経営理念があるだけでは何も動きません。分母にゆるぎない想い(経営理念)があるからこそ、積極的に分子を動かしていく、実践していくことが大事です。このコラムだけでなく、毎日の取り組みを通じ、フジ住宅の想いやフジパレスシニアのことをもっと多くの方に伝えていきたいと思います。